小説
みんな、ありがとう この前の出来事は、ネームの出来心ということで終わりにしたが 自分のイメージでアバターを作り、 自分自身がゲームに入れ、 また剣や魔法も使える。 今では考えられないようなことが、未来では出来るようになる。 この時代に生きている…
隣にいつもキミがいる このところ仕事が忙しく 睡眠時間も少なかったせいか、 インフルエンザにかかり布団の中にいる。 なんともいえない辛さだ。 動くことが難しいため、 食事やトイレなど あたりまえにやっていたことができない。 セシリアが看病してくれ…
難しく考えるな 最近、アーネストの雰囲気が変わった。 というよりかなり変わった。 外見的なところでいえば 服装の露出度が高いものになった。 オレ的には嬉しいかぎりなんだけど、 どうしたんだろう。 「アーネスト、最近なにかあった」 『なにか.. といい…
アーネストもいっしょだよ この前、家にきたアーネストが 最近ちょくちょく遊びにくるようになった。 かわいいので 別に悪い気はしないがどうしたんだ。 まさか、未来を追放されたのか? セシリアに聞いてみよう。 「セシリア、 最近アーネストが よく遊びに…
ひざまくら 『ジュン、ひざまくらしてあげようか』 「急に なんかあった」 『なんとなく、してあげたくなったの。 ここに頭のっけて』 「はーい、おじゃまします」 『どんな感じかな、ジュンさん』 「うーん、冷たくて気持ちいいよ」 『もう、そういう返事は…
ジュンとセシリアの未来 セシリアはオレの姉さんだ。 小さい頃の記憶は曖昧で 大人になったらほとんど覚えてない。 覚えているのは、 記憶のかたすみにある 切りとった1ページのみ。 セシリアのことを 本当の姉さん以上に思える自分がそこにいる。 姉さん以…
未来からの使者というと 映画のワンシーンを思い出すかもしれないが、 現実になったらどうしよう。 なにも悪いことはしてないはず。 だが未来からセシリアのことを調査にきたようだ。 アンドロイドのアーネスト 仕事から帰ってくると 誰かがセシリアと話をし…
あれから3年が経ちオレも成人を迎える。 セシリアは...というと メンテナンスもあまりやってこなかったが 動かなくなることはなかった。 ほんとうに人の手で 作られたアンドロイドかと思う。 多分、人の手ではないと思う。 3年たった現在アンドロイドは存在…
セシリアの寿命 「セシリアの前の記憶ってなんか残ってるの」 『いいえ、私は作られて間もないですから なにも前の記憶はありません』 セシリア、キミはどの時代、 どういう意図で作られたのか オレには分からない。 キミの言ってることはほんとうなのか... …
いつもいっしょというのはうっとうしい。 と思うのは相手が人間だからなのか。 好きな人には いつもそばにいてほしいと思うのはダメなことなのか。 そうじゃない、 自分が変わらなければ 相手も変わらないことを覚えておこう。 でも、セシリアは アンドロイ…
奇跡のアンドロイド 「ネームいるか」 『はい、ここにいます』 「ネーム、他にどんなことができるの」 『いろいろとできますが、 なにか例えをいってもらったほうが 説明しやすいです』 「それじゃ アンドロイドっているじゃない。あれは作れる」 『無理です…
あなたは、どの時代にいますか。 この2080年という時代、 車に人が乗って運転することがなくなり、 テレビというものがなくなりつつある。 先ほど話したネームの影響で激減した。 人間の働く場所がだんだんとなくなっている。 その最たるものが、 人型ロボッ…
行きつくところ 「どこに行くんですか」 「なにいってんの、仕事でしょ」 「ジュンもちゃんと支度して学校行くんだよ」 「ああわかってるよ」母が仕事にでかけたようだ。 オレも学校に行く準備しないと。 オレの名前は、豆伸ジュン、 現在高校2年生の男子だ…